惑星形成が普遍的なものならば,自然はこれらの問題を個々にクリアするように工夫しまくるはずがない.我々はこれらの問題を解決しようとするのではなく,むしろそれをヒントに「問題ではない」状況を抽出していきたい.ガスがあるからダストは粘性で落下するのだから,ガスが消滅する領域があればよい.それは乱流領域ではない.衝突破壊が起こらないように,ダストは隣り合った軌道を運動する.ガスがあるのでタイプIの惑星落下が起こるなら,ガスがなければよい.中心星から遠方でガス惑星形成時間不足の問題があるなら,中心星に近い領域で作ればよい.つまり,ダストが落ちていき,光蒸発でできたガス・ダストの穴の縁に達すると,そこで止まる.そこは狭い領域でダストの相対運動は小さいので容易に合体成長する.大きくなって自己重力が効くような大きな塊が複数あればスリングショットによって,最も軽いものが遠くまで飛ばされる.内側に飛ばされたものはこの衝撃でガスが剥がれ落ちる(?本当か?)→地球型惑星.外に飛ばされたものはそこはガスの中なのでガス降着で太る.→巨大ガス惑星.残留したペアは重力ポテンシャルを失い合体するかもしれない→HotJupiter.あるいは中心星に落下するかもしれない.以上を総合すると,普遍的な惑星形成のシナリオは図1のようになる.Manyproblemswhichprevent,intheory,theplanetformation:
- Dustsfalltoofasttowardthecentralstar(μm→m)
- Protoplanetarydiskdisappearswithin107years
- Violentcollisionandinevitableturbulencedestroythelumponceformed
- Lackoftimetoformgasgiants
- Type-1-fallproblem
- LargecollisionisneededforEarthformation