Masahiro Morikawa
Department of Physics, Ochanomizu University
hiro@phys.ocha.ac.jp
Suzuka Amaya
Department of Physics, Ochanomizu University
suzuka.amaya@cosmos.phys.ocha.ac.jp
概要
多様な惑星系に対して普遍的な形成論を議論する.惑星形成に関する各種問題を個別に解決していくのでなく,問題群全体が突きつける普遍的なシナリオを模索し検討する.包括的な計算機シミュレーションでなく,形成過程をa)落下,b)集積成長,c)スリングショットによる飛散,d)間隙・腕などの円盤上構造形成,の4つに分け,それぞれで最も効く物理を解明していく.
Variety! Not Diversity ← Planets are common universal structure in the Universe
【目次】

導入 ー惑星系系性理論ー

惑星はありふれた構造で,たいてい形成する普遍的な構造. 惑星形成の問題群:
  1. 円盤の消失: 光蒸発? ガス円盤の寿命の推定値:10^7年?
  2. ダスト落下問題: 微惑星が形成されない(μm →km)mで落ちる.→一気にkmまで作れれば良いけど.
  3. ダスト衝突破壊問題:成長していっても高速で衝突して破壊され成長できない.
  4. ダストの乱流拡散: 集まっても乱流によって巻き上げられ拡散し成長できない.特に,中心面への沈殿描像では.渦の中で成長しても,渦同士が頻繁に衝突するのが乱流.
  5. ガス惑星形成時間不足の問題:太陽系では巨大ガス惑星(木星、土星)の形成時間>円盤の寿命(~1000万年)
--> present theories... individual realism, the overall common feature has not been emphasized. 
--> Science based on observations is important, but more important is the separation of relevant and irrelevant observations.
内側の穴が存在するというのは、言われている。(dead zone) …ケイ素が蒸発する地点で穴を設定?     https://arxiv.org/pdf/1811.09756.pdf    …ガスやダストの密度は太陽近傍では小さい
dead zoneという言い方があるんですねー.
DUST-PILEUP AT THE DEAD-ZONE INNER EDGE...まさに我々の視点ですね.あまりに自然なので,ずっと昔からあるんじゃないでしょうか?
・惑星のⅡ型移動 …ギャップの中はガスが若干残っている。  ガスが惑星を追い抜いて落下していく→惑星移動はもっと遅い
井田さんの主張ですね.